【イスタンブール時事】イスラエルのネタニヤフ首相は16日、イスラム組織ハマスとの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザの状況を軍幹部らと共に上空から視察した。その後、イスラエル南部の基地で兵士らを前に「(ガザ最南部)ラファでの戦いは極めて重要だ。多くの物事を決定付ける戦闘になる」と述べ、ラファ地上作戦によるハマス壊滅への決意を改めて強調した。
 一方、アラブ連盟は16日、バーレーンの首都マナマで首脳会議を開き、「ガザでの即時かつ恒久的な停戦」や「強制移住の試みの中断」などを求める共同宣言を採択した。宣言は、パレスチナ国家樹立によるイスラエルとの「2国家共存」が実現するまでパレスチナ自治区への国連平和維持部隊の展開も求めた。 
〔写真説明〕イスラエルのネタニヤフ首相=12日、エルサレム(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)